「夜は短し歩けよ乙女」(森見登美彦)

大学の同じクラブの後輩である、黒髪の可憐な乙女に恋してしまった「先輩」。彼はまだ話したこともない彼女に近づこうと、「外堀を埋める」べく「ナカメ作戦(”なるべく彼女の目にとまる作戦”の略(笑))」を実行しているのだが、なぜかいつも周辺の妙な人々による珍事件に巻き込まれてしまうのだ…!
本屋大賞2位受賞の話題作ですが…すいません、これ、あらすじというか紹介全然うまく書けません…。ものっすごいヘンな小説(笑)。文体はじめ全てにおいて独特なので、好き嫌いが分かれるかもしれません。バカバカしくて、でも、すっごくキュートでした!なんか読んでて顔がニコニコしてきちゃうんですよ。ラストなんて、この物語がどんな風に着地するのかものすごく知りたくて、超スピードで読みきってしまいました。
男性作家の書く天然系女子って、大体女の目から見ると「さむっ」とか「イタタタタ」ってことが多いけど、このヒロインはほんとにカワイイ!だいたいこのタイトル見たら、恩田陸さんの「夜のピクニック」みたいな感じなのかな?と思うじゃないですか。(私だけ?)ところがどっこい、超酒豪のヒロインがひょんなことから知った幻の酒「偽電気ブラン」を求めて、夜の京都の町を飲み歩く話(第1章)。サイコー!!私は第3章の学祭の話も好きでした★
モリミーの他の作品もぜひ読んでみたいです♪本当に魅力を伝えるのが難しいので、気になる方にはとにかく読んでみて、としか言えません(笑)。

夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女