「一瞬の風になれ」（佐藤多佳子）

新二は、小学校が同じだった幼なじみの連と同じ春野台高校に進学した。新二の兄・健一はJリーグからも誘いが来る天才サッカー選手で、新二もサッカーをがんばっていたのだが、自分の才能の限界を感じて、高校ではもう続けないことだけ決めていた。
連は中学時代陸上（短距離）をやっていて全国大会レベルだったのだが、あまり執着もないらしく途中であっさりやめていた。ところがある日、体育の授業で50ｍのタイムを計ったときの連の走りに新二は魅せられ、「コイツを走らせたい」という思いで一緒に陸上部へ入部することを決めるのだが…。

とっても熱くて青春な小説でした！今年の本屋大賞１位です。全３巻とちょっと長いのですが、長さをまったく感じずに読み進んでしまいました★
やっぱり主人公の新二がとってもよかったです〜！こんなにまっすぐでストイックで実は熱い男の子が同じ部にいたら、絶対好きになっちゃうと思うんですけど…(^_^;)でも新二、なかなかむくわれなくて可哀想でした（笑）。
私も思わず陸上やりたくなってしまうような、ほんとに読んでて気持ちいい小説でした♪