「ひな菊とペパーミント」(野中柊)

中2の結花は父と二人暮しをしているが、父と離婚した母も近くに住んでおり、比較的友好的に行き来もあるため、いずれ復縁するんじゃないかと楽観的に構えていた。しかしある日、父が結花の知らない女性と「再婚するかもしれない」と言い出し、しかも相手には結花と同じ中学の3年に息子がいるのだという。その息子も再婚に反対らしく、すぐに学校で結花を訪ねてきて、再婚阻止のために、作戦「彼と結花は、こうなる前から元々つきあっていたという演技をする」を実行することにしたのだが…。
タイトルどおり、かわいらしくて甘酸っぱい感じの小品でした。とりあえず上記のようにあらすじ書いてみましたが、こう書いちゃうとなんか違うような気も。でも確かにこれが本筋なんだけど。そのくらいディティールがステキで、そっちに意識が行っちゃうことが多かったんですよね(^_^;)特に、食べ物の描写は魅かれちゃいました♪さすが野中さん!軽ーく読めて胸キュンな1冊でした。

ひな菊とペパーミント

ひな菊とペパーミント