「クローディアの秘密」(E.L.カニグズバーグ)

11歳のクローディアは、両親の自分に対する扱いが弟たちとちがうのが不満で、家出を計画する。弟たちの中から計画の仲間に選んだのは、一番お金をためこんでいるジェイミー。2人は、ついに決行日にスクールバスから抜け出し、ニューヨークのメトロポリタン美術館に到着する。警備の目をかいくぐってここに寝泊りする2人は、展示品の一つである天使の像に注目する。その像は、ミケランジェロが作ったという説があるがまだ定かではなく、専門家の間で議論が交わされているのだという。2人は、家出中にこの謎を自分たちで解き明かそうとするのだが…。
児童文学の名作、今さら読みました…。他にもまだ読んでないの山ほどあるんですけど(^_^;)(←図書館員としてマズすぎ…頑張ります)これ、ほんとに面白かったです!大人が読んでも面白い、しっかりとした作品でした。(だから名作なんですが)家出先が美術館っていうのもステキだし、2人が見つからないか、とか、天使の像の謎についてもハラハラしながら読みました。この2人もとってもチャーミングでした。ちょっと不思議な形式で書かれてるんですが、その理由が最後に明かされるのもやられた!って感じでしたよ★子どものときに読んでおけばよかった!(笑)

クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))

クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))