「有頂天家族」(森見登美彦)

京都の狸の頭領であった、私の父・下鴨総一郎は、「金曜倶楽部」という人間たちの忘年会で、狸鍋にされて食われてしまった。その父が遺した、私・矢三郎を含む下鴨四兄弟は、偉大な父の後を継ぐにはイマイチ小物ぞろいであった。しかし、新しい狸の頭領を決める選挙(?)に、下鴨家と犬猿の仲である叔父・夷川早雲と、私の長兄の矢一郎が立候補することになった。そんな狸たちのドタバタに、天狗や人間が入り乱れて…。
待ってましたのモリミーの新作(去年のですが)は、「平成狸合戦ぽんぽこ」?(笑)あれもかなり楽しいですが、こちらもなかなかのもんです。狸もいろいろ大変なのね…(^_^;)
私のこのあらすじ要約ではまったく面白さが伝わってなさそうですが、読んだら絶対絶対楽しいです〜!これまでのモリミーの作品ではおなじみの、「詭弁論部」や「偽電気ブラン」も登場♪ちょっと中途半端な感じで終わったので、「あれ?」と思ったら、ちゃんとシリーズとして続くようですね★楽しみです!

有頂天家族

有頂天家族